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表札の価値観の違い

日本には自宅に普通にある表札。しかし外国の方は表札を掲げているのでしょうか。
欧米、アメリカの家ではあまり見かけません。
何故あまり見かけないのかとその理由は、日本のように1軒の家に生涯定住することは少なく、表札を見かけても、ポストに小さく記されているか(もはや表札ではない気が・・・)、プレートに名前が書かれた質素なものです。

表札にお金をかけるのはもったいないようで、めんどくさいと考える方が多いようです。
中には豪邸やリゾートに豪華な看板が掛っている所もありますが、それは名字や名前ではなく建物自体の名前の場合がほとんどです。
また田舎と都会とではやはり違い、田舎ではよく見かけますが、都会ではあまり見かけません。
何故都会では見かけないかというと、防犯上載せていないのだと思います。
高層マンションだとロビーからインターフォンで呼び出し住人にオートロックを解除するアパートだと、呼び出しボタンの横に部屋番号か名前かどちらか一つだけ並べる場合はありますが、両方並べる所はそうはありません。
知らない人に部屋を特定されないようにするためです。

では郵便配達の時に困るのではと思いますが、国によっては番地を通りから見える所に表示する法律があり、「家番号」は付けているのではなく、付けなくてはいけないのです。
「○○通りの○○番地」だけで○○さんの家だと分かります。
もし住人が違う場合は郵便物が返送されるだけで、届かなくても送り主の責任のようです。
多くの町は京都や札幌のような升目の通りが多いが、山の多い日本はあちこちで番地が飛んだり(例えば5丁目の隣が6丁目ではなく7丁目とか)するので、日本だと間違えて郵便物が届きそうです。

近隣国の表札はどうでしょう。中国は他の国同様ありませんが、韓国では世帯主の名前をフルネームで記載しています。
タイには表札に名前だけでなく称号(例えばお医者様、海軍大佐、貴族など)がある場合は記載します。

さていろいろな国をご紹介しましたが、ネームプレートはどの国にもありますが、表札そのものは日本など一部の国の文化のようです。
表札を掛ける掛けないのは、お国柄の事情でしょうか、日本では社会的組織との繋がりで、個人(とその家族)のアイデンティティーが決まる文化だから住民の名前を出す習慣が根付いています。
一方外国では公益(郵便とか配達物)より個人のプライバシーを優先される個人主義なのでしょう。